碧い釉のごとく

展示会も終わり　

また通常の営業スタイルに戻りました。

展示会も沢山の人に来ていただきありがたく思います。

今までウチの存在を知らずにいた世代の方

又、知ってはいたけど　現代的な空間と思われていた方等、、、

展示会を通じて訪れてくれた人達に心から感謝いたします。

「ありがとうございました」

また一つ勉強する事が出来ました。

そして僕の理想とするサロンとして機能出来た事　

ありがたいな　って思う。

 

期間中　作家さん　その友達の瀬戸屋さんや絵描きさん　また観光で訪れた人や　いつもコーヒーを飲みにくるお客さん等々が　各々好きに会話したり　観光マップを広げたり、読書したり

展示スペースでは真剣な目で作品を見るお客さんがいたりする空間でコーヒーを入れることが出来る事がイチトニブンノイチの最も大切なこと。

おしきせがましい気取った個性などなく　ちゃんと「品」がある

皆それぞれリラックスしていて　「自由」　ほんとに自由だ　

陶芸家が泥や粘土がついたシャツで仕事の事　これからの事　町の事　家族の事　etc,,,

 

「文化」だなぁ　こういうのがいい　なんかいい　都会のカフェじゃ出来ないことだと思う。

この町で　この町にある　日常的な風景に　ウチのコーヒーが接着剤としてある

そんなことが愛おしい。

 

そして今日、期間中　毎日、暇を見つけては手に取り眺めていた茶碗

窯変、灰かぶり、まるで何百年　何千年も存在する岩珊瑚の様な姿。

見込みは碧と緑の釉が流れるそれは美しい一品　碧い海を連想する

作家さんの好意で僕のもとへ　

身分不相応なれど　この茶碗の似合う人になろうと

きっとそんな想いが込められていると

嬉しくて　嬉しくて　43歳にもなって　感涙　

落ちた涙は碧色に染まって　

海の碧

碧い釉のごとく　美しい人にならなければならないね　

      　碧い心を持つ人になれますように